JSL研修報告

平成29年度JSL研修報告

第1回JSL研修プログラム

日時:平成29年5月13日(土)10:00~16:30

場所:東京学芸大学 C講義棟


10:00   開会挨拶        馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)

10:05   はじめに        菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

・・・・・・・・・

【Aコース:外国人児童生徒教育を学ぼう①】  進行:菅原雅枝    

10:20 講義1 外国人児童生徒教育の現状と課題   

吉谷武志(東京学芸大学国際教育センター)

11:10 講義2 年少者への日本語教育と指導担当者の役割

菅原雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

13:00 事例紹介:日本語教室での指導について

・日本語指導  小川郁子(都立高校非常勤講師)

・学級経営   濵村久美(江戸川区立葛西小学校)・教科指導   伊藤敦子(小牧市立大城小学校)

15:00 小グループでの質疑応答

【Bコース:実践力を高めよう①】進行:見世千賀子(東京学芸大学国際教育センター)

10:20 事例紹介:JSLカリキュラムの授業づくり

  今澤 悌(甲府市立大国小学校)、大菅佐妃子(京都市教育委員会) 

13:00  分科会:授業づくり体験

・・・・・・・・・

(各コース12:00~13:00昼休み)

16:00  全体会

16:30  閉会

IMG_0534.JPG全体会(菅原 准教授)

JSL1-1.jpg見世 准教授

JSL1-2.jpg今澤 先生

JSL1-3.jpg大菅 先生

JSL1-4.jpg吉谷 教授

JSL1-5.jpg小川 先生

JSL1-6.jpg濱村 先生

JSL1-7.jpg伊藤 先生

分科会(小川先生).jpg分科会(小川 先生)

JSL1分科会(吉谷教授).jpg分科会(吉谷 教授)

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第二回JSL研修会プログラム

10:00   開会挨拶        馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)

10:05   はじめに        菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

・・・・・・・・・

【Aコース:外国人児童生徒教育を学ぼう②】    

10:20 講義1 考える力の発達とことば   

      松井智子(東京学芸大学国際教育センター)

11:00 講義2 JSLカリキュラムの考え方

      菅原雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

~昼休み~

13:00 分科会:授業を考えてみよう

      伊藤敦子(小牧市立大城小学校)、小川郁子(都立高校非常勤講師)、

      西村綾子(福岡市教育委員会)

【Bコース:実践力を高めよう②】

10:20 報告1:進路進学を意識した児童生徒指導の必要性

       小川郁子(都立高校非常勤講師)

11:30 報告2:地域や日本語指導員との連携による指導 

       今澤 悌(甲府市立大国小学校) 

~昼休み~

13:00  分科会:指導案づくり

       今澤 悌(甲府市立大国小学校)、大菅佐妃子(京都市教育委員会) 

【管理職コース】進行:吉谷武志(東京学芸大学国際教育センター)

13:00  情報交換・ディスカッション

・・・・・・・・・

16:00  全体会

16:30  閉会

JSL2_1.jpg全体会

JSL2_2.jpg松井 教授

JSL2_3.jpg小川 先生

JSL2_8.jpg今澤 先生

JSL2_5.jpg伊藤 先生

JSL2_6.jpg西村 先生

JSL2_7.jpg全体会

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H28年度 JSL研修報告

第1回JSL研修プログラム

日本語教室の役割・担当者の役-子どもと現場の状況を把握する-

                 日時:平成28年5月28日(土)10:00~16:30

10:00   開会挨拶     馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)

10:05   はじめに     菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

10:15   講義1  外国人児童生徒教育の現状と課題  見世 千賀子(東京学芸大学国際教育センター)

10:50   講義2  文化の中の子どもの学び   榊原 知美(東京学芸大学国際教育センター)

11:25   情報提供 「学校における日本語指導」を巡って  菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

11:50   分科会講師紹介・事務連絡

13:00   分科会

    コーディネータ-:市川 昭彦(大泉町立 西小学校)

            伊藤 敦子(小牧市立 大城小学校)

            今澤 悌 (甲府市立 大国小学校)

            小川 郁子(都立高校非常勤講師/前・北区立稲付中学校) 

            濱村 久美(大田区立 蒲田小学校)

16:00 全体会 

16:30 閉会

第2回JSL研修プログラム

JSLカリキュラムを活かした授業づくり①

                日時:平成28年6月25日(土)10:00~16:30

全体進行: 見世 千賀子(東京学芸大学国際教育センター)

10:00   開会挨拶         馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)

10:05   「日本語での学習」を支えるために   菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

11:00   分科会

    コーディネータ-:今澤 悌 (甲府市立 大国小学校)

             大菅 佐妃子(京都市教育委員会)

             小川 郁子(都立高校非常勤講師/前・北区立稲付中学校) 

             濱村 久美(大田区立 蒲田小学校)

             宮廻 祐子(出雲市立 塩冶小学校)

15:30 全体会 

16:30 閉会

第3回JSL研修プログラム

JSLカリキュラムを活かした授業づくり②

             日時 :2016年10月1日(土)10:00~16:30

進行:榊原 知美(東京学芸大学国際教育センター)

10:00 開会                 

10:00~10:10  開会挨拶          馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)

10:10~10:45  趣旨説明 授業づくりの前に 菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

10:45~11:50  報告とコメント 

       ① 実践報告           市川 昭彦(大泉町立西小学校)

       ② コメント           大菅 佐妃子(京都市教育委員会)

11:50~12:00  分科会講師紹介

13:00~15:50 分科会       

            講師:市川 昭彦 (大泉町立西小学校)

            伊藤 敦子(小牧市立大城小学校)

            大菅 佐妃子(京都市教育委員会)

            小川 郁子(都立高校JSL講師・前東京都公立中学校日本語学級教員)

            濵村 久美(大田区立蒲田小学校)

16:00~16:30  全体会 

16:30 閉会

全体会HP用.jpg

全体会

センター長挨拶HP用.JPG   

 馬場センター長挨拶 

   

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 趣旨説明  菅原准教授

見世HP用.JPG 

第1回 見世准教授 講義1

榊原HP用.JPG

榊原准教授 講義2

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分科会の様子   今澤先生

小川HP用.JPG

分科会の様子   小川先生

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分科会の様子   伊藤先生

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分科会の様子    大菅先生

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全体会  講師からの分科会報告 JSL②  濱村先生

 市川HP用.JPG

 JSL③  実践報告  市川先生

 大菅先生HP用.JPG

 JSL③  報告へのコメント  大菅先生

大教室全体図HP用.JPG

ご参加ありがとうございました。

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JSL3報告

JSL3では、小牧市立大城小学校の伊藤敦子先生に、学校や地域のJSL児童支援体制と、その中で行われたJSLカリキュラムに基づく国語の授業実践をご紹介いただきました。

そして、甲府市立新田小学校の今澤悌先生に、伊藤先生の授業へのコメントをお願いしました。

両先生のご厚意により、当日のパワーポイント資料をpdfにて掲載いたします。

わかる!楽しい!授業をめざして(伊藤先生).pdf

伊藤先生実践へのコメント(今澤先生).pdf

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平成27年度 第2回JSL研修の分科会報告(伊藤先生)

伊藤先生:

 私たちのグループはDLAについて、当校でどんなふうに取り組んで、それをどんなふうに授業に生かしているかということをパワーポイントで説明させていただきました。そして、実際に私がDLAをやったのをみていただいてから、DLAの強みと弱みをどのように授業に生かしていくかということをふまえて、2年生の「タンポポのちえ」の単元構成を考えていただきました。二つグループに分かれてそれぞれ考えていただきました。どちらのグループも子供の強みと弱みをよく理解していただいて、弱みを補うような工夫を一生懸命考えて、単元構成を作ることができました。「かおりさんだったらこれはわからないよね」「ここは絶対わからないからあれを使わなきゃ」という声が聞こえるぐらい、みなさんが熱心に取り組んでくれました。ありがとうございました。

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平成27年度 第2回JSL研修の分科会報告(市川先生)

市川先生:

 本分科会では、菅原先生の全体講義を受け、JSL授業の組み立て方について、「トピック型と教科志向型」「体験探求発信型の有効性」「AUとその活用方法」等々、JSLエッセンスのプレゼンから入りました。

 午後は授業活動案作りです。

 参加メンバーは小学校教諭3名、高等学校教諭2名でしたので、自ずと授業内容は異なってきます。そこで本分科会としての共通事項を以下のように定め、授業作りにとりかかりました。

共通事項

① 本授業を受ける児童生徒のイメージを具体化する。(出身国・母語・日本語習得状況)
② 授業のテーマに即した体験活動を取り入れる
③ 授業内容を獲得するためのAUを決め、探究・発信場面で繰り返し活用できるように組み立てる。
④ 本研修会で獲得したいスキルをそれぞれが明確にした上で授業案作りを進める。

 小学校グループは4年算数で「分数」のところを選びました。選んだ理由としては、分数は難解な学習用語が出てくるとともに、ここでの学びが高学年の学習に大きく影響してくると考え選びました。

 高校の現代社会グループは、「選挙権」を選びました。つい最近、選挙権が18歳以下に引き下げられるというニュースが駆け巡り選挙がより身近になったこと。さらに外国人の選挙権制度についても考えられる「今、まさに」という旬のテーマを選びました。

 それぞれのグループで上記の共通事項をもとにしながら、「体験活動とAUをどのように組み合わせていくか。」ということにも前向き取り組んでいただきました。

 JSL授業の可能性が、また一つ広がった研修会になれたと思っております。

報告

① 小学校算数「分数」

 小学校4年生の算数の分数の単元を選んで、指導案の作成をしました。

 想定した子供は3人です。ペルー人、インドネシア人、バングラディッシュ人でそれぞれ3年から5年間の来日で、日常会話はできるけれども、学習の習得が低いということです。

「帯分数の意味の種類、帯分数は整数と真分数で表すことができる」ということを授業の目標としました。

 授業の流れは、既習事項として真分数と仮分数を学習しているので、復習を取り入れながら進めていく授業です。

 本時は、「ドラえもんとジャイアンに祭りに着ていく浴衣の帯を作ろう」という場面設定で児童たちに興味を抱かせながら意欲的に学習に参加できるようにと考えました。

市川④.JPG  市川⑤.JPG

導入場面

ドラえもんと ジャイアンが 夏祭りに いくことになりました。
そこで、着ていく浴衣(ゆかた)の帯(おび)を プレゼントすることになりました。

 用意する半具体物(テープ)  5/3m

 実際にテープでドラえもん用の帯を作っておく。

 テープを一周すると1メートルになるように作り、黒板にも数直線を作っておき、操作活動を進めていけるようにする。

 実際に児童が操作活動をしながら、3分の3が1、残りの3分の2なので、「3分の5」は「1と3分の2」、というように視覚でとらえて理解ができるように支援していく。

 AUのとしては、「C-6 帯の長さをくらべてみましょう」さらに「C-9 ~と~をくらべて おなじところはどこですか」また「J-2  仮分数と帯分数はどんな関係がありますか」が、考えられます。

 そして、本時の中心AUは、「F-6 新しい方でいうと、帯分数は整数と真分数で表すことができます」いうことを言わせるようにしました。

 本日の研修で勉強になったことは、児童が興味を持って楽しく学習しながら新しいことを学べる課題設定と操作活動を考えたことです。

 それから、AUをどの場面でどのように使ったらいいのかが練習できたことがとても勉強になる一日でした。

おすすめポイント(市川)

 帯という具体物をもちいて、1mと2/3mを表すことにより、仮分数と帯分数を視覚でつなげて印象深く覚えていくことができるように工夫したところです。また、帯(おび)」という言葉を巧みに取り入れているところも実践の価値があります。

② 現代社会 高校

 現代社会の授業案は「皆さんは、選挙にいきますか!?」というタイトルです。

 想定する生徒は中国出身生徒とフィリピン出身生徒、それぞれ2名ずついるといったような取り出しのクラスを想定しました。

 単元は民主制度のところです。

 まず導入で、この間行われたスコットランド住民投票の雑誌を見せて、AU「A-1 これは何でしょうか」と聞きます。生徒から話が出てくると思いますので、それを拾いながら「そうだね、→選挙の話→投票の話」と導き出していきます。

 その次に、日本の年代別の投票率グラフを見せて、「A-1 縦軸は何ですか、横軸は何ですか」と発問を重ねながら「年代別の投票率の変化と差」について考えさせます。

 さらに、そのグラフを読みとらせた結果、誰に向けた選挙活動になりそうかということも考えさせます。しかしながら、若者向けの選挙活動になっていないという意識も考えられますので、「日本はこれから18歳の選挙権になっていく」ということ、「スコットランドは16歳からになった」ということ。しかし、外国人には現在日本では選挙権がないということを伝えます。

 このことにより、生徒たちに動揺が生じると思います。そこで、ほかの国の選挙権はどうなっているのか、母国の選挙権はどうなっているのか、というのを調べさせたり、発表させたりします。

 さらに、「選挙権がないと、どういうことが困りそうなのか」ということを考えて、発表してもらいます。

 このことをうけて、「H-5 選挙権を持っている人は、持っていない人のために何ができるでしょうか。」ということを考えていくことができると思います。

 そのうえで、これまで、選挙権を獲得してきた歴史を紹介し、もしかしたら、選挙権を持っていない生徒たちにもこれからできることがあるかもしれないということで、次の授業につなげていくことができると考えました。

 この授業の面白さは、「取り出し」で現代社会を教えていくうえで、生徒同士には共通語はないが、言語化された情報ではなく、本時で習ったようにAUや画像(動画含む)を積み重ねていくことで、生徒の中に、「知っている」「自分の国のことを説明できる」という自信を持って説明いくという自信へとつなげていく可能性を感じたことです。

 さらに、様々な国の生徒が一つのクラスに集まっているということは、それぞれの国の状況が分かり、「自然と多文化共生に対する意識が生徒に芽生えるじゃないか」という希望を抱きながら、この授業案を作りました。

この授業のおすすめポイント(市川)

 選挙権が18歳以下に引き下げられ選挙がより身近になったこの時期「今、まさに」という旬のテーマを選び、母国の選挙制度と比較したり、選挙権について考えたりしながら現代社会というCALPの高い言語活動を要する教科をより身近にしてきているところです。

 市川①.JPG 市川②.JPG 市川③.JPG

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